アラベスクやジンギスカンはもちろんのこと、その他、70年代後半のヨーロッパ産ディスコ、80年代前半のキャンディ・ポップなどをメインに紹介しています。
「哀愁のピストレーロ」/ジンギスカン+「Ole Espana」/Michael Schanze
2010年03月30日(火) 00:32
「哀愁のピストレーロ」はジンギスカンの日本で1981年にリリースされた6枚目のシングル。本国ドイツでは最高15位のスマッシュ・ヒットを記録しました。
ジンギスカンの歌の旅も、モンゴル(ジンギスカン)⇒ロシア(めざせモスクワ)⇒中東(ハッチ大作戦)⇒日本(サムライ)⇒ペルー(インカ帝国)と来て、今回はメキシコへの旅となります。

当時の映画界は西部劇がヒットしていて、ヨーロッパでも本場アメリカ西部劇を真似た映画(イタリアなどで制作されたためにマカロニ・ウエスタンと呼ばれた)がたくさん作られていました。
それらのヒットを受けてのものと思われますが、西部劇風イントロで始まる、これも彼ららしいディスコ・サウンドです。
メンバーの衣装や振り付けもカッコよく、とても楽しめる楽曲です。







ところで、ジンギスカンは1979年に翌年のモスクワ・オリンピックの応援歌「めざせモスクワ」を大ヒットさせ、また1985年にはサッカー・ワールド・カップのメキシコ大会を踏まえ「めざせメキシコ」をリリースしています。
いっぽう、1982年にはジンギスカンのほとんどすべての楽曲を作曲した、ドイツの国民的作曲家ラルフ・ジーゼル氏は、サッカー・ワールド・カップ・スペイン大会の、ドイツ・チーム公式応援歌として「Ole Espana」という曲を書き下ろしています。



この曲は、Michael Schanzeというアーチストが歌い、当時ドイツで大ヒットを記録しました。
実はこの曲、サッカー・ドイツ・チームがコーラスで参加しているのですが、「哀愁のピストレーロ」と似たキャッチーなサウンドなのです。



ちなみに、フィギア・スケートのフリー演技ではフラメンコをモチーフとしたものもあります。この曲との合成した作品もアップされているのですが、よく出来ているなーと感心することしきりです。
世界選手権で金メダルを獲得した我らの真央ちゃんの若かりし日の姿も目にすることが出来ますよ!
BeNのオススメの動画、そして超かっこいい楽曲です。ラルフ・ジーゼル作品集のオムニバスCDに収録されています。(フル・バージョンでどうぞ)




「インカ帝国」(ドイツ盤アルバム・バージョン)/ジンギスカン
2009年03月12日(木) 23:00
昨夜に引き続き、今夜もバージョン違いを。

「インカ帝国」はジンギスカンの日本での4枚目のシングル。実はこれ、シングル・カットしたのは日本だけなんです。
ヨーロッパではセカンド・アルバムから「インカ帝国」のカップリングとなっていた、壮大な楽曲の「栄光のローマ」がシングル・カットされました。日本では、ジンギスカンを徹底してディスコ・グループとして売り出したかったのでしょう。よりポップでディスコ受けしそうな「インカ帝国」がカットされました。
しかし、残念ながら「ジンギスカン」や「めざせモスクワ」のインパクトがあまりにも強烈だったためか、大きなヒットには至りませんでした。




日本でのベスト的内容のセカンド・アルバム『グレイテスト・ヒット』に収録されている「インカ帝国」はシングル盤と同じバージョンなのですが、ドイツ盤アルバムの「インカ帝国」は7分を越える超ロング・バージョンとなっております。

視聴すれば一目(聴?)瞭然と思いますが、イントロからバラードで始まり、まったく別の曲と思われるくらいです。

↓美しい空中都市のマチュ・ピチュの画像と共にお楽しみください。




CDでは、1999年にリリースされた『THE HISTORY OF DSCHINGHIS KHAN』にのみ収録しています。日本では入手困難です。


↓通常のシングル・バージョンはこちらです





「酔いどれ水平」/ジンギスカン+チェリー・レイン+ベイブの聴き比べ!
2009年03月08日(日) 13:58
「酔いどれ水平(What Shall We Do with a Drunken Sailor)」はアイルランド発祥の船乗りによる民謡(ワークソング)で、世界中で親しまれている楽曲です。日本でも働きながら精を出すために歌われた「♪父ちゃんのためならエーンヤコラ」とかあんな感じです。

これまでドイツ出身のジンギスカンやチェリー・レイン、オランダのベイブなどがカバー。シングルとしてリリースしています。

「酔いどれ水平」は世界各地で親しまれるうち、異なる歌詞やメロディも追加され、幾千と言う微妙なバージョン違いがあるそうです。ですので、下記に紹介する3つもそれぞれが少しずつ異なりますので聞き比べてください。


♪ジンギスカン
ヨーロッパで1981年に12インチ・シングルとしてのみリリース。疾走感あふれるアレンジでオススメ。




♪チェリー・レイン
ヨーロッパでシングル・リリース。少しゆっくりめのディスコ・サウンド。



♪ベイブ
オランダでシングルとしてリリース。キャンディ・ポップ風の可愛いアレンジ。
*実はこの動画はベイブの3人がレバノンに派兵しているオランダ兵士を慰問した時のもののようです。最初の15秒は無視してください。若い男性兵士もノリノリです。



「Corrida」/ジンギスカン
2008年12月15日(月) 02:45
「Corrida」は、本国ドイツにおいてジンギスカンのシングルとなった「闘牛士の死にオーレ!」のカップリングとなった曲。両方ともオンタイムでの最後の5枚目のアルバム『CORRIDA』に収録されていた曲で、アルバムのタイトル曲にもなりました。
ジンギスカンについては、日本でフラッシュ動画がブームになった後の2005年にベスト盤「ベスト・オブ・ジンギスカン」がリリースされ、それまで日本では未発表だったシングル曲なども多く収録されましたが、この曲はB面だったため残念ながら未収録でした。
しかしこれ、「ジンギスカン」や「ハッチ大作戦」を彷彿とさせる出来の素晴らしいフラメンコ・ディスコです。

「闘牛士の死にオーレ! C/W CORRIDA」(当時は日本未発売)/ジンギスカン



ジンギスカンの5枚目のアルバム『CORRIDA』については、アルバムについて記載したこちらをご覧ください。

当時、ドイツのテレビでミニ・ミュージカルとして放送されたものから。
「CORRIDA」「闘牛士の死にオーレ!」のメドレーです。



なお、この曲は現在のところ、比較的入手可能なものとしては『STAR COLLECTION』『JUBILEE ALBUM(銀盤)』JUBILEE ALBUM(青盤)』くらいしかありません。個人的なオススメとしては、このアルバムだけでしか聞けない、未発表音源を収録した『JUBILEE ALBUM』ですかね。

『JUBILEE ALBUM』(青盤)


『JUBILEE ALBUM』(銀盤)*限定盤
*青盤との違いは「めざせモスクワ」などが12インチ・バージョンとなっている点です


「ローレライ」/ジンギスカン
2008年11月28日(金) 04:14
ジンギスカンの日本での最後シングル。これまでのディスコ・ミュージックから脱却したポップスですが、歴史上の人物を扱うスタンスは変えていません。
これは、ドイツのライン川に住み、岩の上で美しい歌声で船乗りを惑わし、船を沈ませてしまうという美しい精、ローレライについて歌った歌です。
とてもきれいなメロディとコーラスで情景が目に浮かぶようです。本国において彼らが単なるディスコ・グループではなかったことを証明しています。
この曲のサビでバックに流れる女性コーラスはとても美しく、男性ボーカルとの掛け合いも良いし、途中で転調するところなど非常に緻密な作りをした作品だと思います。ちょうど物語の起承転結になっているような感じです。



日本ではヒットしませんでしたが、本国ドイツでは最高6位のヒットとなりました。



テレビ出演時映像では、レスリー・マンドキの身長差を活かした?おサルの籠屋風パフォーマンスも見られとても愉快。
他のメンバーが難なくこなすステップも、レスリーだけは苦手なようですね。
「成吉思汗(ジンギスカン)」/林子祥(リン・ツー・シャン/ジョージ・ラム)
2008年09月23日(火) 11:46
林子祥(リン・ツーシャン)については、ジンギスカンのカバー・バージョンのセクションでも触れているのが、香港の音楽界で古くから活躍するアーチスト。英名でジョージ・ラムとも言うそうです。
「ジンギスカン」は、当時、彼が広東語でカバーしヒット。他にも当時のディスコをいくつもカバーしています。




この映像は2002年のライブの模様ですが、オーケストラをバックに歌う姿を見ると、いまだに人気の高いアーチストであることが伺われます。
広東語により歯切れ良く、そして力強く歌われ、また、間奏ではオリジナルにはない独自の中国楽器によるメロディも追加され、なかなか面白いです。




そして、ついでに先日紹介した「怪盗アリババ」も、メドレーの中の1曲として演っています。



「ジンギスカンだらけ」のリリース。
2008年09月15日(月) 11:36
ジンギスカンについて久々のニュースなんですが、「ジンギスカン」のカバーばかりを集めたオムニバス・アルバムが10月22日にリリースされます。その名も『ジンギスカンだらけ』。

収録曲のすべてはまだわかっていないのですが、現在のところ、ジンギスカン(オリジナル)、Berryz工房、川崎麻世、渋谷哲平、原たかし&バットマンズ、ウルトラス、ワッキーなどのアーチストのカバーが収録されるようです。

♪「ジンギスカン」/原たかし&バッドマンズ



川崎麻世はレイフ・ギャレットの「ダンスに夢中」、渋谷哲平はヴィレッジ・ピープルの「イン・ザ・ネイヴィー」をそれぞれカバーして、シングルとしてリリースした時期のアルバムからの収録です。
HP内のカバー曲について記載したこちらを、ジンギスカンのカバーについて記載したこちらなども参照してください。


ジンギスカンのカバーについてはHP内のセクションをきちんと更新していないのですが、ハロプロのBerryz工房が今年3月にカバーしてシングルをリリースしたあと、9月17日にリミックスしたシングルを再リリースする模様。しかもオリジナルとのミックスという企画らしいのです。
YouTubeで視聴した感じではホントにオリジナルとのミックスかなぁと思わないでもないのですが。




今回のオムニバスCDも、そのリリースに併せた企画で、リリース元も彼女らと同じピッコロタウンからとなっております。
しかし、オリジナルと原たかしはビクター。川崎麻世はソニー、渋谷哲平やコロムビア…、それぞれ異なるレーベルを一枚のCDに収録しており、なかなかの企画ものであることは間違いありません。



「哀愁のピストレーロ」/ジンギスカン
2008年06月27日(金) 00:03
「哀愁のピストレーロ」は日本ではジンギスカンの6枚目のシングル。日本ではチャートインしませんでしたが、本国西ドイツでは最高15位のヒットを記録しました。




振り付けは、ガンマンに扮したメンバーのステップがとてもかっこいい感じです。
他のメンバーは余裕の笑顔でステップしながら歌っていますが、ステップが苦手なレスリー(右端)だけは、やや引きつった顔をしているようです(^^;)。




「哀愁のピストレーロ」タイプの(ジンギスカンのプロデューサーのラルフ・ジーゼル作品の、)Michael Schanze による「Ole Espana」もぜひ視聴してみてください。
「KOREA」/レスリー・アンド・エヴァ
2008年05月31日(土) 21:54
以前にも少し紹介したことのある「KOREA」。
「ジンギスカン」や「サンタ・マリア」がヒットしていた70年代後半、その曲を歌っていたジンギスカンや、ニュートン・ファミリーのボーカリストが10年後、デュエットするなんて誰が想像したでしょう。






1985年に韓国で行われたソウル国際音楽祭にエントリーしたニュートン・ファミリーは、リード・ボーカリストのエヴァ・サンが最優秀歌唱賞を獲得して注目を集めていました。そして注目した人の中にこのフェスティバルにゲストとして参加していた(元ジンギスカンのメンバーである)レスリー・マンドキがいました。ジンギスカンは西ドイツのグループなのですが、彼の出身はハンガリーであり、二人のコミュニケーションはスムースに進み、そこで再びヒット曲を創り出そうと、彼はジンギスカンの「めざせモスクワ」同様に、1988年に行われるソウル・オリンピックをテーマにした楽曲を制作したのです。

楽曲は、エヴァによる韓国の最も代表的な民謡「アリラン」のハミングに始まり、一変してディスコ・サウンドへと突入します。ディスコで受けそうなタイプの曲で、BeNのお気に入りでもあります。

なお、「KOREA」の英語バージョンは1988年に日本でもリリースされたレスリー・マンドキのソロ・アルバム『KOREA』に、ハンガリー語バージョンは、翌年、日本でもリリースされたエヴァのソロ・アルバム『OK ゴルバチョフ』に収録されています。

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「ハッチ大作戦」/ジンギスカン
2008年05月18日(日) 21:44
「ハッチ大作戦」はジンギスカンの日本での4枚目のシングル。日本では「ジンギスカン」や「めざせモスクワ」ほどのヒットにはなりませんでしたが、本国西ドイツでは最高7位の大ヒットとなりました。

原題の「HADSCHI HALEF OMAR」とは、ドイツの児童文学作家のKarl May (1842-1912)が書き下ろした、アラブの国々での冒険物語に登場する主人公、ハッチ・ハレフ・オマールのことだそうです。






日本ではボニーM同様、時にキワモノ扱いもされますが、当時ヨーロッパではとても人気があり、ステージングを見ていても完璧なエンターテイナーだと思いますね。


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